福岡市のＪＲ博多駅前で発生した「道路陥没事故」は何故起こったのか

「えいしん」です。


11月8日に福岡市のＪＲ博多駅前で発生した「道路陥没事故」は、

工事中の地下鉄のための岩盤掘削中に起きたものでした。


「岩盤」とは、岩の様に硬い地面のことで、この中をくり抜いてトンネル

を作る作業をしていたわけです。


本来、そのような硬い地面が深い場所にあり、その硬い地面の中を

くり抜くのであれば、その周囲に何も影響は起きません。


しかし、全ての場所で均等に硬い地面が続いているわけではなく、また、

硬い地面でも部分的に柔らかい部分があったり、「自然に出来た地面」です

ので、とても複雑です。


ですので、トンネルを掘る際には、かなり細かく、その「硬い地面」の状態

を調査して、その部分を掘る際にも、掘った部分をコンクリート等で固めて、

安全を確保していたのだと思います。


しかし、今回事故は起こりました。


昔、砂場で山を作り、その下にトンネルを掘って、友達と両側からつなげて、

遊んだ経験がある方もいるかと思います。そのほとんどが、穴がつながる前に、

砂山が崩れて、その穴は埋まってしまったことと思います。


このように、少しでも柔らかい部分があると、それは「弱点」になって、

「地球の重力」は容赦なくその部分に重力をかけてきます。


それを、人間の力で食い止めることは、とても困難な作業です。


結果として、掘っていた穴に土砂が流れ込み、穴の上の土砂が無く

なったので、地面が陥没しました。


現在、その原因を調べているようです。


穴を埋める作業も急ピッチで進んでいるようです。


早急な、対応を期待したいです。